品質管理代行・品質管理担当者育成

安全で美味しいものを安定して提供するためには、『品質管理』が要となります。
それは理解しつつも、知識を有する者がいない、採用しようにも人材がみつからない、社内で育成したいが指導者がいない…
コープさっぽろでは、そのような食品事業者様に向け、専門知識を有する者を派遣し、品質管理の代行や人材を育成する業務を行っております。

事業の意図

コープさっぽろでは、多くの食品を扱っています。                                                           残念ながら、その商品が製造不良により引き下げ・回収となることが日々あります。                                         その原因は様々ですが、掘り下げていくと、『各工程の基準が定められていない』『基準はあっても確認がされていない』その結果、本来、出荷すべきでないものが出荷され、事故を起こしてしまっていることが多いと感じます。                                                                  裏を返せば、品質基準を設け管理がされていれば、製造不良が起こりにくくなり、このような事故を未然に防ぐことができたということになります。

せっかく一生懸命に作ったものが、廃棄になってしまったり、食中毒を起こしてしまっては、購入していただいた組合員様(消費者)に迷惑をかけるだけでなく、事業が立ち行かなくなり、従業員やその家族の生活に大きな影響を及ぼしかねません。                                                       もちろん、事業者様も手抜きをしているわけではなく、従業員一人ひとりが一生懸命に作業されています。                                                このような背景を理解した上で、コープさっぽろでは、食品セミナー等を通じ品質管理の重要性をお伝えしています。

では、どのように品質管理を行えばよいのか?品質管理と言っても、知識や技術、経験が必要になり、一朝一夕で得られるものではありません。また、そのような知識を有する人材は全国的にも少なく、北海道ではなお厳しい状況です。                                                                     そこでコープさっぽろでは、専門知識を有する者を事業者様に派遣し、品質管理の構築から実施の代行や人材を育成し、品質管理の底上げを図ることを目的としてこの事業を行っていくこととしました。

品質管理の重要性を認識し、品質管理を構築・向上させたいという事業者様は、ぜひお気軽にご相談ください。                                       予算に応じたご対応をいたします。

業務内容

品質管理業務の代行

事業者様の要望に応じて、下記業務の全てまたは一部を行います。その上で、ご訪問頻度や時間、価格を決定いたします。

①品質基準の設定・管理 製品の特性と製造工程から基準を設定し、管理状況の確認をします。
②食品安全ハザードの特定・管理 HACCPに基づいて、現場巡回でのハザードの把握とHACCPプランの構築・更新を行います。
③検査・測定・分析 品質基準に応じた検査・測定を実施します。
※検査・測定機器を有している場合のみ
④記録帳票の確認 製造現場で使用している記録の運用状況の確認、結果の確認を行います。
⑤衛生指導 ①~④を受けて、従業員向けに教育を実施します。
⑥妥当性確認・検証 設定した基準や方法が正しい確認を行い、決めた通りに実践されているか、効果はあるか、機器は正確かを確認します。
⑦生産性管理 設定した指標に応じてデータ取りをします。
⑧改善提案 ①~⑥の活動から改善提案を行います。
品質管理担当者の育成
①品質基準の設定 品質基準の必要性や設定方法を座学で学び、基準と管理方法を設定します。
②工程管理の設定 工程管理とは何か①と合わせて座学で学び、どの工程で何をどう管理するか手順を設定します。
③衛生管理の理解 5S、基本的な衛生管理の手法を座学で学び、製造現場で課題を見つけ、改善方法考えます。
④食品安全ハザードの理解 生物的・化学的・物理的にどのようなハザードがあり、その特徴を座学で学びます。
⑤HACCPの理解 HACCPの7原則12手順を座学で学び、実際にHACCPプランの作成もしくは既存のプランの更新を行います。
➅検査・測定・分析 品質基準に応じた検査・測定方法をレクチャーします。
※検査・測定機器を有している場合のみ
⑦記録帳票の確認 製造現場で使用している記録の運用状況の確認、結果の方法をレクチャーします。
⑧生産性管理 生産性とは何か、何を指標に設定するか座学で学び、実際にデータ取りを行います。
⑨妥当性確認・検証 妥当性と検証とは何か、使用する温度計などの測定機器の校正どのように行うか、各基準が正しいか、また効果があるかをどのように確認するか考え方を学び手順を設定します。
⑩危機管理・事故対応 災害、生産トラブル、苦情などのどのような対応が求められるかを学び、効果的な手順を作成します。
⑪コミュニケーション 社内・社外とのコミュニケーションを効果的に行うにはどのようにしたら良いかレクチャーします。

品質管理業務の代行 例

毎週2回で隔週訪問・1回4時間の場合の1ヵ月の活動

業務内容:ハザードの特定・管理、記録帳票の確認、検査・測定・分析、妥当性確認・検証

1週目・前半 現場巡回(衛生状況・工程管理状況の確認)・結果の報告、検査実施
1週目・後半 現場巡回(衛生状況・工程管理状況の確認)・結果の報告、検査結果の確認・報告・生産性のデータ入力
3週目・前半 現場巡回(衛生状況・工程管理状況の確認)・記録帳票類の確認、結果の報告
3週目・後半 現場巡回(衛生状況・工程管理状況の確認)・結果の報告、従業員教育の実施

実施する業務内容に基づいて、計画表を作成し、活動します。                                                                         活動内容は結果と共に報告書にまとめご報告します。

この内容ですと、費用は100,000円(税別)程度となります。

予算に応じた、プランをご提供します。

相談の流れ

①まずは、こちらのフォームからご相談・お申し込みください。担当者よりご連絡します。
②直接またはオンラインミーティングでご要望をお聴き取りします。
③提案書と見積書を作成し、直接またはオンラインミーティングにてご説明します。
④内容決定後、契約を締結し、業務の開始となります。                                                       ⑤担当者が詳細な代行または育成プランを作成し、実施します。

詳細や費用などのご相談はこちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ


生活協同組合コープさっぽろ 品質管理室 
担当者
定岡(さだおか)
TEL
050-1751-7048
郵便番号
063-8501
住所
札幌市西区発寒11条5丁目10-1
メール
csap.qcs@sapporo.coop

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