ECO・OP
環境配慮型店舗ECO・OP(イイコープ)誕生
2010年10月1日、-CO2と省エネルギーをめざす、ECO・OP店舗がオープンしました。第1号店が木造建築にもこだわったECO・OP「西宮の沢店(札幌市)」です。
この後、木造建築ではありませんが、設備などほぼ同じコンセプトで、「さつない店(幕別町)」(2010年11月、「新橋大通店(釧路市)」(2011年5月)、「とんでん店(札幌市)」(2011年12月)、「びほろ店(美幌町)」(2011年12月)がオープンしました。
そして、2012年、西宮の沢店に次ぐ、-CO2と省エネルギーをめざす、ECO・OP店舗の第2号店として「いしかわ店(函館市)」(2012年11月)がオープンし、環境配慮型ECO・OPのお店は6店舗になっています。
ECO・OPのコンセプト
私たちは7つの取り組みによってCO2排出量を削減します。
1.店舗開発(設計・資材・施工方法)での環境対策を持続的に進めます。
2.自然エネルギーの活用と省エネルギー技術の導入を進めます。
3.環境に配慮した商品供給と提供方法を追求します。
4.地産地消を拡大し商品輸送距離を短縮します。
5.省資源、再使用、資源の循環利用を追求します。
6.事業を通して環境配慮への理解を広めます。
7.働く一人ひとりが環境に関する理解を深めエコ活動を進めます。
これらを通じて、エコロジー(環境保全)とエコノミー(経済活動)の両立を実現します。
ECO・OP第1号店「コープさっぽろ西宮の沢店」
日本で初めての大型木造スーパーマーケット
-CO2と省エネルギー
設計も、エネルギーも、デザインも、 お店そのものを「地球にやさしく」。 コープさっぽろの、 新しいエコ・チャレンジです。
コープさっぽろでは、室蘭工業大学と共同で、「エコ店舗開発プロジェクト」を進めてきました。その研究の成果が、新しい店舗で実現しました。2010年秋にオープンした新店舗「Eco・op(イイコープ)」は、今までの鉄骨造りの店舗と比べて、-50%のCO2 削減が目標。店舗設計から使用するエネルギー、冷蔵ケースにいたるまで、さまざまな工夫とアイデアでその実現をめざします。エコがいっぱいの新しいコープに、どうぞご期待ください。
概要
位置 | 札幌市手稲区西宮の沢3条1丁目12番 |
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構造 | 木造 平屋建て |
工法 | カラマツの集成材・サミットHR工法 |
床面積 | 2,999.49m2 |
使用材料 | 450m3 うち地域材400m3(主にカラマツ) |
室数 | 店舗・地域交流スペース・組合員交流ルーム |
ECO・OP(イイコープ)「西宮の沢店」は、-50%のCO2削減をめざしています。
外装・内装には、木材をふんだんに使用
地域資源の活用として、主要構造部に道産のカラマツ集成材を使用。全国でも例のない木造の大型店舗は、省エネルギー性能のアップとともに、あたたかみのある店内を実現します。
広い屋根を活かした、ソーラーシステム
屋根の上に太陽光パネルを設置。太陽光パネルを直接電気エネルギーに変換するパネル(太陽電池モジュール)を使って、CO2を発生させないシステムとします。
照明設備のLED化で、消費電力をダウン
直管40W形蛍光ランプ×2灯用器具とほぼ同じ明るさで、約35%の省エネができるLED。お客様用トイレや売場後方バックヤードスペースの照明に採用します。
高気密・高断熱・天窓で、省エネルギー
グラスウールの断熱材で断熱性能をアップ。さらに、高気密なLow-E複層ガラスの採用、太陽光を採り入れる天窓など、店舗設計から省エネルギーに配慮しています。
ムダのない、ガス・マイクロ・コージェネレーションシステム
環境にやさしい天然ガスを使い、電気と熱を取り出して利用するシステムを採用。ガスエンジンでの発電と同時に、排熱を給湯などに活用できるのでムダがありません。電気と熱の高効率利用を実現しました。
フロンを使わない、冷蔵・冷凍ケースを採用
環境に配慮し、冷蔵・冷凍ケースはフロンを使わない機器に。 また、冷却効率を高める仕様、庫内照明の変更や夜間冷却の停止など、さまざまな工夫でCO2の削減を図ります。