北海道の森づくりを進める23団体へ助成金 第15回森づくり団体助成 贈呈式開催報告
2025年3月 7日
生活協同組合コープさっぽろ(以下、コープさっぽろ)では、広く北海道の森づくりをすすめることを目的に『森づくり助成制度』を設け、植樹・育樹・木育・林産物や木質バイオマス資源の活用、森づくり人材育成など多様な森づくりなどの活動を行っている団体や活動を支援しています。3月3日(月)に第15回目となる贈呈式を行いました。
助成には、少額助成と高額助成があり、少額助成は北海道内で森づくり活動に取り組む団体の「運営」を上限10万円で支援、高額助成は北海道内で森づくり活動を行う団体の「活動費用」として30万円以上100万円以下を支援いたします。応募資格は①北海道内を活動エリアとする団体(民間企業・大学を含む)であること、②運営規約、代表者および所在地が定まっていること、③活動実績が1年以上であることの3点です。昨年8月1日~9月30日に募集し、34件の応募がございました。運営委員会にて検討の結果、23団体、計441.4万円を助成いたしました。今後も、コープさっぽろでは組合員さん一人ひとりの環境への意識が森づくりへとつながる仕組みをめざし、取組んで参ります。
つきましては、以下の団体に贈呈を実施いたしましたので、取材のほどよろしくお願いいたします。
森づくり団体助成一覧
高額助成
一般財団法人北海道札幌南高等学校林
札幌市
学校林の維持・管理を通じて生徒に自然愛を育み、地域社会の教育振興に寄与します。間伐事業や環境教育、レクリエーション事業を展開し、多様な樹種の混在を目指した持続可能な森づくりを推進しています。
あさひかわサケの会
旭川市
石狩川の環境保全と生態系回復を通じて野生サケの回復を目指します。市民向けの学習会やイベントを企画し、河川環境の保全活動を行っています。
恵庭ふるさと100年の森
恵庭市
恵庭市島松沢地区に位置し、自然体験活動を通じて子どもたちに環境教育を提供しています。森林再生事業の一環として、ブナやユキツバキの植林を行い、将来は大規模な公園を目指しています。また、市民団体が森の整備や体験活動を担い、地域と結びついた自然保育を推進しています。
少額助成(10万円)
旭山自然調査隊
札幌市
札幌市旭山記念公園やその周辺の都市環境林で活動する団体です。2016年に結成され、小学生を中心に、森や水辺の環境を守り、生物多様性を維持する活動を行っています。特に水辺の命を守る活動や、オオムラサキの繁殖地の保護などに力を入れています。
手稲さと川探検隊
札幌市
2004年に発足した団体で、地域の子どもたちに自然体験の場を提供することを目的としています。星置川や手稲山麓の森で「生きものさがし」を実施し、魚類や昆虫などの調査を行っています。また、アイヌ文化体験や勉強会も開催しています。
盤渓癒しの里山づくりプロジェクト 委員会
札幌市
札幌市で知的・身体障がい者の健康増進を目的とし、森林の手入れや遊歩道整備を行っています。樹種判定や樹名板設置も行い、教育訓練施設として利用されています。地域の環境保全と市民の憩いの場創出を目指しています。
ようてい木育倶楽部
札幌市
札幌市を拠点とする木製品の制作団体です。主にインテリアやアクセサリー、子どもや大人にも親しみやすい木製パズルを制作しています。家具や大型の木製品は制作していませんが、木と触れ合う体験を提供する活動を行っています。
積丹グリーン
積丹町
北海道積丹町にある21ヘクタールの森林を維持管理する任意団体です。2021年に設立され、4名のメンバーが森林の整備を行っています。次世代に健全な森を残すことを目指し、誰もが森を楽しめる環境を提供しています。
里見緑地を守る会・どんぐり
北広島市
北広島市の里見緑地で活動する団体です。主な活動には、植樹・育樹、風倒木の除伐、遊歩道や広場の整備などがあります。生物多様性保全を図り、市民と共に自然環境を活用することを目指しています。
森のようちえん“チュプの丘”
岩見沢市
山の中で自然豊かな環境を活かした「森のようちえん」です。子どもたちが自由に動き回りながら自然と触れ合い、成長します。このスタイルは、自然の中での体験を通じて子どもの自己肯定感や身体感覚を育むことを目的としています。
沼田どってこどってこ
沼田町
地域の山林で安全で美しい森を目指し、道づくりや間伐等を実施。森林体験で人と自然の繋がりを増やします。気候変動に対応した森づくりを検証し、イベントやSNSで発信します。
一般社団法人森の輪
旭川市
森林教育や木工教室、自然体験活動を通じて、木や森の大切さを伝え、自然との共生を促進します。2024年設立で、地域材商品の企画・製造・販売や木育に関するセミナーを行っています。
かしわの森とこどもの会
浦河町
かしわの森を拠点に、幼稚園職員と近隣住民が会を結成。地域の人や子ども達が自然体験できる森づくりを進めています。森林保護や植樹の大切さを伝えながら、木や自然に触れ合える居場所を作ることを目指しています。
魁!自然塾
千歳市
木育や環境教育を通して、人をつなぎ、地域をつなぎ、世代を超えた交流を生み出すことで、地域で育った子どもが大人になり、地域に貢献する人材へと成長し、再びその子どもたちが地域で育つという好循環の実現を目指します。
北海道文教大学自然体験活動ボランティアサークル つむぎ
恵庭市
2022年発足。将来、保育士や教員などを目指す学生8名が、幼児児童向けの自然体験活動やイベントを企画・運営しています。子どもたちと関わる中で、大学での学びを深め、自然の中で遊ぶ喜びを共有することを目的としています。
特定非営利活動法人 森のこころね
厚真町
会員が所有する約0.3ヘクタールの森林は、危険木や支障木が多く、3割しか利用されていません。そこで、会員自らが森の現状を把握し、森づくりのノウハウを学び、実践することで、森林の全域を安全に利用できるようにしたいと考えています。整備で出た木材等は、クラフト材料やホダ木、薪として有効活用します。
お母ちゃんラボ
室蘭市
登別市で荒れ地を再生し、自然体験を通して親子の絆を深めます。不登校児支援、病児保育、交流の場、エコビレッジ、動物との触れ合いの場を創設し、地域課題解決を目指します。
地球岬街道夢の森づくりの会
室蘭市
室蘭市地球岬の旧ごみ処分場跡地で植樹や展望広場の整備を進めています。自然環境と景観の向上、そして市民の皆様にとっての憩いの場づくりを目指しています。
特定非営利活動法人霧多布湿原 ナショナルトラスト
浜中町
北海道の霧多布湿原を保全するために設立されたNPOです。湿原の環境を守り、未来の子どもたちに引き継ぐことを目指しています。活動には調査研究、環境教育、土地購入などがあります。
NPO法人トラストサルン釧路
釧路市
開発の危機にあった湿原と周辺丘陵地の保護を目的としています。市民からの寄付を基に土地を取得し、669ヘクタールの保護地を維持。荒廃地の緑化にも取り組み、自然環境保全と意識向上を目指します。
帯広の森サポーターの会
帯広市
放置人工林を再生するため、育樹作業、環境整備、間伐材活用、人材育成に取り組んでいます。第8ブロックで育樹作業が完了し、林内開放イベントを開催。間伐材はシイタケ栽培やクラフト体験に活用し、研修会で会員増加。「十勝管内森林散策コースのご案内」の10選に選ばれました。
どんぐりとやまねこ
帯広市
帯広市のピンニの森を拠点に、子ども向けに絵本や自然体験、クラフト製作などの活動をしています。また、福島などの被災地の子どもたちの保養活動や、平和と環境を守る活動も行っています。
森のおさんぽ研究会
帯広市
幼児期からの自然体験の重要性に着目し、幼児親子向けの自然体験機会の提供と普及啓発を目的とした活動です。会員は各自の地域で幼児向け自然体験活動を行い、交流・研鑽を通じて新たな機会を創出します。
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