「組合員さんにおいしいコーンスープを届けたい！」。佐野バイヤーの情熱が北海道味の素の高橋さんを動かし、さらには味の素グループ各部を巻き込んでスタートした本プロジェクト。その思いはコーンレンジャー高原さん、開発担当の鈴木さんへと受け継がれ、いよいよ最終局面へ。佐野バイヤーのもとに、最終サンプルができたという待ち望んだ一報が舞い込みました。

9月某日に行われた宅配トドックのカタログ編集会議。会議室の片隅に、佐野バイヤーと北海道味の素・高橋さんの姿がありました。実は、コーンスープの試作品をカタログの編集メンバーに試食してもらうことになったのです。 味の素開発チームの鈴木さんから最終サンプルが届いたのはこの日の朝。佐野バイヤー自身もまだ、どんな味に仕上がっているのかわかりません。果たして宅配トドックの商品を知り尽くす編集メンバーはどう評価するのか。まさかのダメ出しも…!?期待と不安が入り交じる中、試食会がスタートしました。

「野菜の味がきいてる。コーンだけじゃない深みがある」。
コーンスープの感想を尋ねると、編集メンバーから次々と好意的な意見が聞かれました。固唾をのんで見守っていた佐野バイヤーもホッと安堵の表情をみせます。編集メンバーからはさらにこんなコメントも。
「主原料のスイートコーンが北海道産100％というのは組合員さんに喜ばれそう」。
「組合員さんのためにものすごくこだわって作ってくれた、そのことに特別感がある」。
「北海道の良質な素材、機能性、ワンランク上のプレミアム感。さらにトドックでしか買えないという希少価値。カタログでどこにフォーカスするか迷いどころですね」。
佐野バイヤーは開発を依頼してからの日々を噛みしめるように、コメントの一つひとつに耳を傾けていました。

試食会を経て佐野バイヤーは新製品への大きな手応えをつかんだよう。
「コープさっぽろは地産地消を大切にしていますが、今回まさにそれを象徴する製品ができたと感じています。北海道の生産者が育てたスイートコーンを、北海道の工場でパウダーに加工して、北海道の組合員さんのために新製品を開発し、北海道の生協が組合員さんへ直接お届けする。そのつながりに大きな意味があります。コープさっぽろに出資し、コープさっぽろを支えてくださる組合員さんへ、価値ある特別な商品をお届けできるのは職員としてたいへんやりがいのあることです」。
開発依頼から1年越しに完成したトドックオリジナルスープ。いよいよ次は最終回！コープさっぽろと味の素が共同開発したプレミアムなカップスープの全貌をお届けします。